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こちらは横浜・神奈川県を中心とした詩人会のホームページです。
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yokohama sijinkai since 2009-09-27

会長 保高一夫
横浜詩人会 事務局(理事長) 〒231-0865 横浜市中区北方町2-102 植木肖太郎方
郵便振替 00230-0-5574 ヨコハマシジンカイ

横浜詩人会会員の詩書の一部紹介です。

会員の詩書の紹介
会員の詩書の一部を紹介します。

会員で詩書を載せたい方は……

会員の詩書の情報募集しています。掲載希望の方はご連絡ください。順次・適時掲載していきます。
ただし、詩書はサイト担当者への謹呈とし、返却はできませんので、ご了承ください。また、送料は掲載希望者のご負担となります。
横浜詩人会のメールです

浅野言朗「窓の分割」.jpg
浅野言朗詩集
『2(6)=64/窓の分割』
(ミッドナイト・プレス)
2008.9.12発行
第41回横浜詩人会賞
「未だ何の約束もなかった 約束もないのだから裏切りもない真っ白い時刻である 初めての場所は様々に夢想されていた 例えば鬱蒼とした〈森〉であったり何もない〈面〉であったり いろいろな始まり方によって街は異なった歩みを辿る」(「森」より)
*書名の「2(6)」は「2の6乗」です。


浅野詩集「片付けられない」.jpg
浅野章子詩集
『片付けられない』
(成巧社)
2010.2.1発行
「私の海には 渚がない/岸壁に打ちつける波の激しさに/夢に破れた青春の思い出がある/遠い沖合に浮かぶ/黒い貨物船/それが句読点に見えた記憶がある」(「横浜港」より)

浅野詩集「涙が出てきそう」.jpg
浅野章子 詩と写真集
『涙が出てきそう~わたしのみなとみらい21~』
(佐藤印刷所)
2009.2.17発行
「朝日に染められて/抜けてゆく空/鳥は高い窓をめざして飛ぶ//飛び跳ねる子らよ/ふるさとは ここ/水晶体がきらめき/伸びゆく街」(「ふるさとは ここ」より)

荒船詩集「ブナに会いに行く」.jpg
荒船健次詩集
『ブナに会いに行く』
(成巧社)
2009.9.7発行
「お金を払って泣きに行く店がある/夕立のように泣いて/重たくなったこころを洗い流し/店を出て行く/新宿や渋谷付近には/そういう店が何軒もあって/結構繁盛しているという/重たくなる度に店に駆け込む」(「夕立のように泣いて」より)

長田典子「翅音」.jpg
長田典子詩集
『翅音』
(砂子屋書房)
2008.8.5発行
「蝉の死骸があった/狭く 仕切られた/草叢の中に/ひっそり/錆びた鉄屑みたいに/崩れて/黒土に染みていたが/羽根だけはもとのままだった/パズルから抜け落ちた破片がひとつ/葉裏で冷やされた風に震えながら/まだ生きている」(「針都」より)

長田典子「清潔な獣」s.jpg
長田典子詩集
『清潔な獣』
(砂子屋書房)
2010.10.22
「今朝は/慌てて卵を割った/歪む湖面とともに/フラッシュバックする/発破音(ダイナマイト)が鈍く響いていた日々」(「蛇行」より)

禿慶子「我が王国」.jpg
禿慶子詩集『我が王国から』
(砂子屋書房)
2006.11.22発行
「クリスタルの店に飾られた人魚は/透きとおったからだにミニチュアを宿し/七色に光を燃やしていた//ゆらめく水のなかで/虹色に輝くものを拾って/螺旋の糸に繋げる/ビーズ遊びを見たような気がする/四六個の球を対に並べたネックレス/無造作に掛けてくれた/あの 白い指はだれのもの」
(「ビーズ遊び」より)

川端進「鯤」.jpg
川端進詩集『鯤』
(土曜美術社出版販売)
2012.9.7発行
「ぼくの狭い頭の中には/大きな大きな水槽があってね/目高から鯨までいろいろな魚が/様ざまな泳ぎかたで泳いでいるんだよ」
(「鯤(こん)」より)

方喰あい子.jpg
方喰あい子詩集『誰かに手渡したくて』
(土曜美術社出版販売)
2014.11.15発行
「幼い日/屈んで摘んだ花の名前は/分からない//祖父に見守られて/花を摘んでは 見せていた/花を握っては 祖父の方へ/よちよち歩いていた」
(「誰かに手渡したくて」より)

金井雄二「朝起きてぼくは」.jpg
金井雄二詩集『朝起きてぼくは』
(思潮社)
2015.7.31発行
第23回丸山薫賞
「コノ道ヲマッスグニ行ッテクダサイ//少し歩くと突きあたりになります/そこを右に曲がってください/両側は鬱蒼とした灌木が繁っているでしょう/どうか立ち止まらないでください/多くの人たちがこの道を歩いたのです」
(「椅子」より)

草野早苗「夜の聖堂」.jpg
草野早苗詩集『夜の聖堂』
(思潮社)
2016.5.31発行
第48回横浜詩人会賞
第27回日本詩人クラブ新人賞
「鎧戸を閉じカーテンを閉める/一条の光も忍びこまないように/そうして床に座る/灰色の石の床」
(部屋に雨が降り注ぐ」より)

草野理恵子詩集.jpg
草野理恵子詩集『パリンプセスト』
(土曜美術社出版販売)
2014.9.30発行
第47回横浜詩人会賞
第11回日本詩歌句随筆評論大賞優秀賞
「―土は腐っているからすぐ抜けます/と 言われた場所は校庭で/白い陶器がいくつも並ぶそこにしゃがんだ/私は病気が巣くう子どもだったので/もうじき死体になると思った」
(「土」より)

現代詩の十人坂井信夫.jpg
『現代詩の10人 アンソロジー坂井信夫』
(土曜美術社出版販売)
2000.9.10発行
「一九八九年一月の真昼、いっぴきの巨大な白蛇が、ゆっくりと青梅街道を這っていた。テレビを観ている者たちには黒塗りの乗用車の列としか見えないが、それらは白い蛇のかげだ。」(「冥府の蛇 19」より)

坂井詩集「影のサーカス」.jpg
坂井信夫詩集
『影のサーカス』
(漉林書房)
2010.2.25発行
「一九四五年――というよりも昭和二〇年といったほうが、この国では分かりやすいかもしれない。八月一五日、ようやく敗戦。いや、これも人びとにとっては終戦として感じられたであろう。いずれにせよ焦土と化した首都においては小さなサーカスが出現したことは、まったく知られていない。」(「影のサーカス」一より抜粋」)

坂多瑩子「スプーンと塩壺」.jpg
坂多瑩子詩集
『スプーンと塩壺』
(詩学社)
2006.11.20発行
「とびらは少しあいていたが/ただ待つだけに/すでに三時間はたっていて//むかしむかしふたりのむすめがいました/ひとりはかわいくはたらきもの/ひとりはそのはんたいでした/むかしむかしいちどもわらったことのない/おひめさまがすんでいました/かあさん むかしむかしのはなしのなかに/なにをかくしていたのですか」(「歯車」より抜粋」)

坂多瑩子「お母さん ご飯が」.jpg
坂多瑩子詩集
『お母さん ご飯が』
(花神社)
2009.6.25発行
「くりかえし くりかえされて/見渡すかぎりの食卓/きりもなく/ご飯を食べるようになった母さん/じゃがいものニョッキを食べる母さん/さといもの揚げだんごを食べる母さん/ふわふわオムレツを食べる母さん/はるかな 遠い食卓で/きりもなく/離乳食を食べている母さん」(「はるかな食卓」より全文引用)

佐川亜紀「押し花」.jpg
佐川亜紀詩集
『押し花』
(土曜美術社出版販売)
2012.10.20発行
第46回日本詩人クラブ賞
「若い皮膚が理不尽に貼り付いたような花弁/花弁の重なりに風が畳まれている/重なりの間に針の穴ほどの道がのぞく//おしべは愛にまみれた失語を捧げ/めしべは死児を孕んでほっそり腐り//夏の黒い押し花が世界の光を吸い込んだまま/死の口づけ/焼けただれた喉は長く続く/火の原罪に幻視された白い花」(「押し花」より)

森の波音.jpg
佐相憲一詩集
『森の波音』
(コールサック社)
2015.9.28発行
「吹いてくるもの//発生するもの//何かをこらえながら/顔を上げる時/新しくて懐かしい匂いを運ぶ//だめかもしれないという時にささやいて/記憶や知識よりも確かに/生きていることを/思い出させてくれる」(「序詩 風」より)

柴田千晶「空室」.jpg
柴田千晶詩集
『空室 1991-2000』
(ミッドナイト・プレス)
2000.10.25発行
「ここに立つと女はみな/同じ鍵穴のついた空室になる/値ぶみするような/男の視線に/まともにぶつかり/私は表札のない空室になる」

柴田「セラフィタ氏」.jpg
柴田千晶詩集『セラフィタ氏』
(思潮社)
2008.2.28発行
第40回横浜詩人会賞
「雨降ればオフィスの午後は沈鬱に沈み深海魚として前世//眼が乾く/何処に居ても/眼が乾く(外気に触れたい)/(外交を浴びたい)/誰といても/眼が乾く(言葉を交わしたい)/(性交したい)」
(「セラフィタ氏」より)

下川敬明「純真な迷宮」.jpg
下川敬明詩集『純真な迷宮』
(土曜美術社出版販売)
2014.6.10発行
「ちぎったよ 青空と一緒に/ちいさく 切り裂いて/きみの文字が きみのものでなくなり/憂鬱なしみとなって/風に吹き散らされていくまで」「(短い手紙」より)
*「憂鬱なしみとなって」の「しみ」には傍点が付いています。

鈴木正枝詩集.jpg
鈴木正枝詩集
『キャベツのくに』
(ふらんす堂)
2010.3.8発行
第42回横浜詩人会賞
「にんげんになった気がする/立っている気がする/動かない/たぶん あしたもあさっても……/にんげんだからね」(「にんげん」より)

関中子詩集「話すたびに町は旅する」.jpg
関中子詩集『話すたびに町は旅する』
(土曜美術社出版販売)
2010.12.10発行
「どこからお話は始まるのか/どこからなら始められるのか/あの不動産屋から話を始めようか/それともわたしが家に残った訳からがよいだろうか」
(「どこから」より)

中上哲夫「エルヴィスが死んだ日の夜」.jpg
中上哲夫詩集
『エルヴィスが死んだ日の夜』
(書肆山田)
2003.10.25発行
第34回高見順賞
「エルヴィスが死んだ日の夜/ゴールデン街とよばれる前の/新宿・花園町の/バラック小屋のバーの/ぐらぐらする地軸のとまり木の上で/新鮮な酔っぱらいがきたら帰ろうと思いながら/朝まで/エルヴィスのレコードに耳傾けてすごした/エルヴィスのファンだという/ほうまんなママさんと。」(「エルヴィスが死んだ日の夜」より)

中上哲夫「ジャズ・エイジ」.jpg
中上哲夫詩集
『ジャズ・エイジ』
(花梨社)
2012.9.30発行
第28回詩歌文学館賞
「図書館の固い椅子の上で/エリオットやパウンドやウィリアムズを読んでいたきみは/(もちろん、ホイットマンやディキンスンも/英文学者となった/講師、助手、助教授、教授と/一段一段/ゆれる縄梯子をのぼって行って。/棒杭のように/渋谷や新宿のジャズ喫茶を漂流し/夜は安酒屋や立ち飲み屋で苦い酒を呷っていたわたしは/詩人になるしかなかったのだ/ギンズバーグという毒入りハンバーグを囓ったので/ビートニクになるしかなかったのだと)」(「序詩」より)

中島悦子詩集.jpg
中島悦子詩集「マッチ売りの偽書」
(思潮社)
2008.9.18発行
第59回H氏賞、第7回北陸現代詩人賞
「ふつう見られる言葉は、空気中で可燃物質がおこなう酸化反応、つまり燃焼によるものである。言葉の熱はこの反応によって生ずる反応熱で、詩はその熱によって高温になったためにおこる温度放射、あるいは励起した原子や分子による発光がおこなわれた結果である。」

中島悦子「藁の服」.jpg
中島悦子詩集「藁の服」
(思潮社)
2014.10.25発行
第48回小熊秀雄賞
「きらきら市役所の前に柩が置かれた。柩には、「生きながら、入りますか?」という張り紙がしてあった。きらきら市役所のシステムは、すでに魂が抜けており、この事件をどのように対処すべきか分からなかった。これは、批評ですか。批判ですか。というか、芸術表現ですか、いわゆる。」「柩をめぐる」より

中村純.jpg
中村純詩集『はだかんぼ』
(コールサック社)
2013.10.11発行
「おふろあがりの君/はだかんぼ! と言って笑い/バスタオルを持つ私の手から逃げる/おしめもしない/お洋服も着たくない/はだかんぼ」
(「はだかんぼ」より)

中村不二夫詩集「コラール」.jpg
中村不二夫詩集「コラール」
(土曜美術社出版販売)
2007.12.10発行
「どこからやってきたのか まるで風のように/その人の正体はだれにも分からない/その手に促されるように ぼくは川に入った/ぼくが水に入ると その人は一瞬姿を隠した」(「祝福-クリストファーのために-」)

平林評論集.jpg
平林敏彦評論集
『戦中戦後 詩的時代の証言1935-1955』
(思潮社)
第12回桑原武夫学芸賞
2009.1.10発行
「もし「きみはいつから詩人になったのか」と問われたらどう答えるか。うろたえるしかないだろう。詩人と名乗るのはむろんのこと、そう思われるだけでもかなり気がひける。にもかかわらずぼくが「詩的時代の証言」というタイトルで、「詩とは何か」「何のために書くのか」という厳しいテーマにも繋がりそうな原稿に取り組むのは傲慢不遜ではないか、と背筋が寒くなるのだが、気づけばすでに矢は弦を離れた。」

平林詩集「遠き海からの光」.jpg
平林敏彦詩集
『遠き海からの光』
(思潮社)
2010.7.31発行
「夜あけがた/なにかが胸の上に重くのしかかる/声はあげずにやっと押しのけ/目をつむったまま 水に浮かんでいる/おまえはいったいなにを待っているのか」(「冬の骰子」より)

広瀬弓詩集.png
広瀬弓詩集
『水を撒くティルル』
(思潮社)
2010.10.31発行
「ひかりとばくはつ/ひかりとばくふう/いちめんのひかりのとんねるから/ひかりはひかりにむかって/とびついた」(「しるし」より)

細井詩集.jpg
細井章三詩集
『黒い帽子と黒いマント』
(エリア・ポエジア叢書7)
(土曜美術社出版販売)
2009.12.23発行
「狭い個室の天井高く、小さな窓が見える/今朝は、窓が真っ青だ/その片隅から、ふと真っ白い塊が/反対の隅へと流れていった/あとを追うように、黒い影が横切った/あれは鳶だったか/客のつかない道化師だったか」(「独房残日」より)

細野詩集「悲しみの尽きるところから」.jpg
細野豊詩集
『悲しみの尽きるところから』
(土曜美術社出版販売)
1993.11.10発行
「悲しみの尽きるところから/僕の歌は始まるだろう//アンデスの高原平原(アルティプラーノ)が不意に途切れ/はるか眼下にアマゾンの樹林が広がる/そんな景観に出合うとき/僕の歌はそこから始まるだろう」(「悲しみの尽きるところから」より抜粋)

細野詩集「花狩人」.jpg
細野豊詩集
『花狩人』
(土曜美術社出版販売)
1996.3.10発行
「厠は塞がれていて/じくじく染みだしている/それを包みこむように/咲き乱れる/彼岸花の群れ//少年は/夢中になって/摘みとり/顔を埋める」(「花狩人」より)

光冨「サイレント・ブルー」.jpg
光冨郁也詩集
『サイレント・ブルー』
(土曜美術社出版販売)
2001.5.1発行
第33回横浜詩人会賞
「頭を抱え、うずくまる彼は、/蒼白の、わたしの姿だった。/わたしは、/わたしに、/蹴りをいれつづける、/足がしびれる。/顔をしかめ、目を見開き、/喉をつまらせながら、/わたしは、/わたしの背に、痛みを与えつづける。/沈んでいく、体が重い。」(「バラ線より」)

光冨詩集「バード・シリーズ」.jpg
光冨いくや詩集
『バード・シリーズ 新装版』
(狼編集室)
2008.3.10発行
「一人でいることに、何年も飽きなかった。シートの、海に伝わる神話を読みながら、永く暇をつぶしていた。精霊の女の横顔の表紙。」(「バード」より)
(「サイレント・ブルー抄」数編収録)

南川隆雄詩集.jpg
南川隆雄詩集
『爆ぜる脳漿 燻る果実』
(思潮社)
2013.4.30発行
「雨は さまざまに思いを巡らしながら降ってくる//足うらの形に青草がたおれ もちあがり/ついで一歩先で同じ形に青草がたおれる/だれかが忍び足で通り過ぎたのだ/うしろ手に縛られたわたしの目のまえを」(「雨」より)

村山詩集.jpg
村山精二詩集『帰郷』
(土曜美術社出版販売)
2006.12.20発行
第39回横浜詩人会賞
「大事な言葉も例外ではない/短歌が俳句が/芸術の前衛と謂われなくなって久しい/詩が/真っ二つになっていく」(「帰郷より」)

渡辺みえこ「空の水没」.png
渡辺みえこ詩集『空の水没』
(思潮社)
2013.11.30発行
第十回日本詩歌句大賞
「母は父が掘った井戸に 身を投げて死んだ/私たち家族はその後/ずっとその水を飲んで暮らした/姉と私は母の井戸の水で育った」(「母の井戸」)

  • 横浜詩人会事務局
    • 神奈川県横浜市
  • 会員数
    • 130名


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